八戸でスタッドレスタイヤに交換するときは、ちょっとしたことですぐに車の下回りの錆の原因となることがあります。
というのも、八戸の冬は積雪量が少なく、路面がアイスバーン状態になるので、融雪剤が頻繁に散布されます。この事を念頭に入れて毎年タイヤ交換しないと、数年で大切な車の下回りに錆が浮いてきてしまうんですよ。
これは新車で購入してから12年目の画像です。経年劣化もありますが、融雪剤の影響で下回りはこの有り様。
新車で買って五年過ぎてから錆が見え始めたので、慌てて亜鉛メッキ用のジンクコートをスプレーしてました。
ここまで錆が広がると、あとはボロボロになるだけなので、錆止め防止してもあまり効果は期待できません。
というわけで、こんな悲惨なことにならないためにも、タイヤ交換するときは次の3つのポイントを押さえて行っています。早速いってみましょう!
1 ジャッキ使用時はウエスを使う
油圧ジャッキでも手回しジャッキでも共通しますが、直接、車に当てると表面の塗料が剥がれてしまい、融雪剤の侵入を許してしまいます。
そこで、ジャッキアップするときはウエスを厚めに挟むようにします。
ジャッキの凹凸部分がしっかりはまっているか、指先で確認しながらゆっくり上げていきます。
2 通常ナットより袋ナットを使う
融雪剤は至るところから侵入するので、通常のナットより、
袋ナットの方が、
錆びに対す防御がかなり高くなります。
3 ナット表面を傷つけないようにする
インパクトを使ってナットを締め付けるときは、ナット表面を傷つけないように、ゆっくりと締め付けたあとガガガと音が鳴る前に止めます。
手で締め付けるときも、じわーっと力を入れて締め付けます。
カバーをして走行してても、ナットはこのように錆びてきます。
ホイールの傷み具合が、、、
4 融雪剤とは関係ありませんが
ナットを全て外し終えて、タイヤを外す時に、ねじ山を傷つけないようタイヤを静かに引っ張って外します。
ねじ山を傷つけるとナットの締め付けが出来なくなり、タイヤを取り付けることができません。
過去に、ねじ山を傷つけてしまい、一か所だけナットが締まらず、残りの三か所だけ締めてディーラーにゆっくりと走行した経験があります。
さいごに
ここ八戸の降雪量は県内でも比較的少なく、気温が氷点下の冬の通勤時間帯は、アイスバーン状態が多いんですよね。そこでそのアイスバーン状態を改善するために融雪剤を散布する車「凍結防止剤散布車」がたっぷりと道路に融雪剤をかけながら走るわけです。すると、アイスバーンが溶けて道路はビチャビチャ。その上を車が走るもんだから、これが車の底を錆だらけにする原因となるわけです。
融雪剤が車の底にこびりつかないように、冬の時期は、毎週下回りを洗車しなければ長持ちしないと知ったのは、この八戸に来てからだいぶ経ってからです。
さらには、融雪剤のほかに、沿岸地域特有の海風、鉄工場の駐車場では鉄粉の飛散により、車が錆びる条件はこの上なく良好なんです。
もし、八戸で中古車を買う場合は、下回りの状態やボディの鉄粉を良く見て、錆が無いか確認するのがいいかもしれません。
11月のこの日は天気も良く、絶好のタイヤ交換日和でした。