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映画ドラゴンクエスト~YOUR STORY~ 良い意味で完全に裏切られた結末

2019年8月2日公開の映画、ドラゴンクエスト~YOUR STORY~を観賞してきた。

これから伝える内容は映画の前情報には一切触れずに観てきた私が、完全に裏切られた感想である。(少数派かもしれない)

映画のネタバレをせずにどこまで伝えられるか不安ではあるが、どうかお付き合いください。

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小さい頃から無類のドラクエ好きである。

 

映画ストーリーの原作となる「ドラゴンクエスト5」はリアルタイムでやりこみ、結婚するなら明るく活発な、メラゾーマ使いのビアンカか、おしとやかな、イオナズン使いのフローラか、どちらにするべきかゲーム画面の前でしばらくの間、本気で悩んだ記憶がある。

 

父親となり、最近でも「ドラゴンクエストヒーローズ1、2」をやりこんだ。

子供達と一緒に雄大なオープニングのタイトルを見れたことが何よりも嬉しく、涙ぐむほどドラクエが好きだと実感した。

ゾーマを倒した時、当時年長だった息子から、初めて『お父さんカッコいい』と真顔で言われたことは感慨深い。

ピアノを習ってる娘は耳コピー?というのが出来るらしく、ドラクエの曲をキーボードで楽譜無しで弾いてくれたりもする。

すぎやまこういち先生が八戸でドラクエの曲を生演奏で公演したこと、公演後にすぎやま先生のあたたかい手と握手してきた思い出話をすると、決まって『お父さんずる~い』とほっぺたを膨らませながら返ってくる。

 

私も子供達もドラクエが大好きなのだ。

 

2ヶ月も前から子供達とワクワクしながら、映画公開当日を迎えた。

 

ドラクエシリーズ初のフル3DCG映画ということらしいが、ドラクエの世界観を映画館で味わえるのならこれほど嬉しいことはなかった。

広大なフィールド、街並み、城内、戦闘シーンでの映像と音楽は間違いなくドラクエそのもので、違和感なくストーリーに吸い込まれていった。

主人公リュカが人質に取られ、父親パパスが倒れるシーンでは、自分だったらどうすのか?主人公よりも父親パパス目線で自分の思考が展開していることに気付いたりもした。

 

問題は中盤以降である。

これ以上はネタバレになるので書けないが、ただただ裏切られたこととなる。

その時は『何故?』という思考で頭がいっぱいになる。

 

何故,、、、?

 

どうして、、、?

 

ナニコレ、、、?

 

 

なんの意味がある、、、?

 

ぶち壊し、、、?

 

問題作、、、?

 

狙ってるのか、、、?

 

 

ヤメロ!ヤメテクレ!

 

 

『観なければ良かった』と頭を抱えてスクリーンから目をそらした私に、さっきまでとは真逆の裏切りが待ち構えていた。

我慢しながらも再びスクリーンに視線を戻した瞬間、えもいえぬ感情が込み上がり、真逆の裏切りに包まれながらとうとう涙をこらえることが出来なかった。

 

そうか、そういうことだったのか、、、
『観なければ良かった』のまま終わらなくて安心した。

 

ボロボロ、ボロボロと涙が止まらない。
両隣の子供達に悟られないように歯を食い縛りながら涙を拭くのが精一杯である。

 

『○○になれ』

 

本編で一番印象的なセリフだった。

自分が目をそらしてきた、気付かないフリをしてきたことなだけに、グサッと胸に突き刺さる。

 

イタイ

 

でも、それで良かった。

制作側は全てを承知でこの映画を作り上げたはずだ。

サブタイトルの~YOUR STORY~に思いを込めて、伝えたいであろうメッセージはしっかりと受け止めることが出来たし、エンドロールが終わっても立ち上がれないほど感情を揺さぶられたことで気持ちがスッキリした。このことだけは、この先忘れようにも忘れることが出来ないだろう。

この記事を書いている最中でも、思い出しただけでウルっとくる。

序盤の伏線を見事に回収したのも良かった。

 

今、この時代だからこそ作る意味のある作品だと解釈できるし、心から称賛の拍手を送りたい。

 

最後に声優陣について。

声から自然に顔が浮かぶのが嫌なので、普段からラジオのパーソナリティーやプロの声優の人達の顔は必要以上に見ることはしない。

本編でも誰が誰の声を担当しているかは知らないままの観賞となったわけだが、中でも悪役の「ゲマ」を担当した吉田鋼太郎氏の狂気っぷりは見事!顔がちらつくことなく最後まで『あの声優さんだろう』と思い浮かべていたけど、結局、エンドロール見て『ゲマって吉田鋼太郎だったの?』とビックリするほどでした。

 

いやあ、真逆に裏切られる映画って、ホントにいいものですね。

では、また。